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4.9GHz帯無線LAN機器

据置型無線LAN JRL-849AP2シリーズ

電波干渉の少ない4.9GHz帯周波数が利用可能な据置型無線LAN

・免許不要の周波数帯を利用
・2.4GHz帯/4.9GHz帯/5GHz帯に対応した独立した無線部を2つ実装
・耐環境性・安定性を重視し、過酷な屋外環境に対応しているため、
 ビル間通信などの固定回線、工場・プラント移動体通信、
 災害時の臨時回線など様々なシーンに対応します。

特徴

デュアル無線部対応

2.4G/4.9G/5.2G/5.3G/5.6GHz帯の幅広いバンドに対応*した、二つの無線部により
独立して同時送受信が可能。
無線リンクアグリケーション機能を具備しています。
・無線部Ⅰ(W1):802.11n 2×2MIMO(無線伝送速度最大300Mbps)
・無線部Ⅱ(W2):802.11n 3×3MIMO(無線伝送速度最大1.3Gbps)

*4.9GHz帯無線LANの利用について
 ・4.9GHz帯を利用するには、総務省への登録が必要です。
 ・登録には無線従事者免許(第3級陸上特殊無線技士以上)を有する資格者、登録費用、電波使用料が必要です。
 ・登録期限は最大5年です。継続使用には再登録が必要となります。

*5.2GHz帯および5.3GHz帯無線LANの利用について
 ・5.2GHz帯および5.3GHz帯は、屋内に限り使用できます。
・デュアル無線部対応により多様な無線ネットワークを構築可能

高い環境性能

・使用温度範囲:-20 ~ +65℃
・耐振動性能:JASO D -014 -3.4.1

強固なセキュリティ

Radiusサーバを利用したIEEE802.11iに対応するセキュアな無線LAN環境
JRC独自暗号化によるセキュアな無線通信環境(ソフトウェア・ハードウェアによる二重暗号)

動的メッシュネットワーク対応

メッシュネットワークより、柔軟な無線ネットワークを構築
経路の障害に対して柔軟に対応

管理の可視化

総合管理装置(WLC:Wireless LAN Controller)により、無線ネットワークを可視化管理

安定したマルチキャスト通信

マルチキャスト通信の安定化機能を実装

電源セルフタイマー機能

内蔵するRTC機能により設定した時刻に装置の電源をON/OFF制御可能

豊富なアンテナバリエーション

豊富なバリエーションのアンテナに対応しているので、柔軟な無線ネットワークを構築
仕様
項目
JRL-849AP2
特定無線設備の種別
証明規則第2条第1項第19号
 2.4GHz帯高度化小電力データ通信システム
証明規則第2条第1項第19号の3
 5GHz帯小電力データ通信システム(I)
証明規則第2条第1項第19号の3の2
 5GHz帯小電力データ通信システム(II)
証明規則第2条第1項第19号の5
 5GHz帯無線アクセスシステム用基地局
証明規則第2条第1項第19号の7
 5GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動中継局
証明規則第2条第1項第19号の9
 5GHz帯無線アクセスシステム用陸上移動局
設計認証番号
電波法:007-AF0208
電気通信事業法:D200068007
無線性能
周波数帯
2.4GHz帯 2400~2483.5MHz
5.9GHz帯 4900~5000MHz
5.2GHz帯 5150~5250MHz
5.3GHz帯 5250~5350MHz
5.6GHz帯 5490~5710MHz
チャネル帯域幅
20MHz, 40MHz, 80MHz ※80MHzはW2のみ
チャネル
20MHzシステム:
 2.4GHz帯 2412~2472MHz 5MHz間隔 13 波
 4.9GHz帯 4920MHz, 4940MHz, 4960MHz, 4980MHz
 5.2GHz帯 5180MHz, 5200MHz, 5220MHz, 5240MHz
 5.3GHz帯 5260MHz, 5280MHz, 5300MHz, 5320MHz
 5.6GHz帯
 5500MHz, 5520MHz, 5540MHz, 5560MHz, 5580MHz,5600MHz,
 5620MHz, 5640MHz, 5660MHz, 5680MHz, 5700MHz
40MHzシステム:
 2.4GHz帯 2412~2472MHz 5MHz 間隔 13 波
 4.9GHz帯 4930MHz, 4970MHz
 5.2GHz帯 5190MHz, 5230MHz
 5.3GHz帯 5270MHz, 5310MHz
 5.6GHz帯 5510MHz, 5550MHz, 5590MHz, 5630MHz, 5670MHz
80MHzシステム※W2のみ:
 5.2GHz帯 5210MHz
 5.3GHz帯 5290MHz
 5.6GHz帯 5530MHz, 5610MHz
空中線電力(公称値)
W1
20MHzシステム:
 2.4GHz帯    最大8mW/MHz(+20%,-80%)
 4.9GHz帯    100mW(+20%,-80%
 5.2/5.3GHz帯  最大5mW/MHz(+20%,-80%
 5.6GHz帯    最大5mW/MHz(+20%,-50%
40MHzシステム:
 2.4GHz帯    最大4mW/MHz(+20%,-80%)
 4.9GHz帯    100mW(+20%,-80%
 5.2/5.3GHz帯  最大2.5mW/MHz(+20%,-80%)
 5.6GHz帯    最大2.5mW/MHz(+20%,-50%)
​W2
20MHzシステム:
 2.4GHz帯    最大8mW/MHz(+20%,-80%)
 4.9GHz帯    最大200mW(+20%,-80%
 5.2/5.3GHz帯  最大5mW/MHz(+20%,-80%
 5.6GHz帯    最大5mW/MHz(+20%,-50%
40MHzシステム:
 2.4GHz帯    最大4mW/MHz(+20%,-80%)
 4.9GHz帯    最大200mW(+20%,-80%
 5.2/5.3GHz帯  最大2.5mW/MHz(+20%,-80%)
 5.6GHz帯    最大2.5mW/MHz(+20%,-50%)
40MHzシステム:
 5.2/5.3GHz帯  最大1.25mW/MHz(+20%,-80%)
 5.6GHz帯    最大1.25mW/MHz(+20%,-50)
アンテナ端子
W1:SMA-J × 2 (MIMO対応)
W2:SMA-J × 3 (MIMO対応)
 ※3×3MIMOは、5.2/5.3/5.6GHz帯にて使用可
公称インピーダンス 50Ω
認定済みアンテナはお問い合わせ下さい
変調方式
直交周波数分割多重(OFDM)方式,
スペクトラム拡散(DSSS方式)
5.2GHz帯、5.3GHz帯、5.6GHz帯ではOFDM方式のみ
無線伝送速度
20MHzシステム:
 1~11Mbps (IEEE802.11b)
 6~54Mbps (IEEE802.11a/g/j)
 6.5~144Mbps (IEEE802.11n/nj) ※
 6.5~288Mbps (IEEE802.11ac/acj) ※
 6.5~156Mbps (IEEE802.11acj) ※
40MHzシステム:
 13~300Mbps (IEEE802.11n/nj) ※
 13~866Mbps (IEEE802.11ac/acj) ※
 13~400Mbps (IEEE802.11acj) ※
80MHzシステム:
 29~1300Mbps (IEEE802.11ac) ※
自動切替または固定(設定による)
※802.11acは、W2のみ対応
※4.9GHz帯で11nの場合は11nj、11ac相当の動作時は11acjと表現しています
無線機能
通信規格
IEEE802.11a/b/g/n/ac/j ※acはW2のみ対応
通信モード
インフラストラクチャ (AP/STA)
メッシュアクセスポイント (W1のみ対応)
通信チャネル選択
AP:設定により固定,STA:APに自動追従
ローミング機能
あり(STA)
QoS機能
JRC QOS(※1), IEEE802.11e
暗号化機能
WEP, WPA-PSK(TKIP/AES),
WPA2-PSK(TKIP/AES),
IEEE802.11i,
IEEE802.11w,
独自暗号化方式
接続端末数
(暗号化毎)
暗号化有り:
IEEE802.11w       128台
IEEE802.11i         128台
AES:1_SSID時      123台
AES:16_SSID時     108台
TKIP:1_SSID時(※2)    63台
TKIP:16_SSID時(※3)   48台
WEP             128台
JRC暗号(独自)        128台
暗号化無し:        128台
有線側パケット長
64~4096(CRC 4B,およびVLANタグ除く)
マルチキャスト機能
フラッティングモード(※4),リピータモード対応
管理機能
SNMPエージェント機能(v2)
WLC(※5)オプションによる監視
その他機能
MACアドレスフィルター
MAC認証 (WLCオプションが必要)
SSIDステルス機能
子局間通信禁止
設定機能
HTTP(Internet Explorer 11以上),SNMPによる設定
インターフェース
LAN
100BASE-TX/1000BASE-T
AUTO-MDI/MDIX
USB I/F
指定のUSBメモリ,GPS受信機を接続可能
表示(LED)
・本体上部
 PWR 電源状態
 W1 無線部1接続状態
 W2 無線部2接続状態
・LANコネクタ部
 LAN-LINK 有線接続状態
 LAN-SPEED 有線接続速度
構造等
外形寸法
W155×H37.2×D90mm(突起物を除く)
質量
約0.4kg
設置環境
屋内設置(非防水)
屋外設置の場合は屋外筐体等に収容
電源
PoE または DC12V
PoE:IEEE802.11at(type1)
DC12V:9.6V~14.4V
消費電力
12W以下
環境条件
動作温度 -20℃~+65℃
動作湿度 20%Rh~90%Rh(結露しないこと)
※1.SSID毎、あるいはCOS値による優先制御(4クラス)設定可能。優先Queueを全て処理してから次優先を処理するPriority Queuing機能ではなく、低優先Queueにも送信機会を与える方式。
※2.Hardware暗号59台+Software暗号4台=計63台
※3.Hardware暗号44台+Software暗号4台=計48台 
※4.無線区間を双方向で無線再送を行う(APからSTAへのマルチキャスト再送に対応する)。当該モード時はリピータ動作となる。
※5 Wireless LAN Controlle(JRC型名:NID-100)
※6 証明規則第2条第1項第19号の5、7、9で使用する無線周波数帯は、法規上5GHz帯と表現されていますが、本仕様では周波数を明確にするために4.9GHz帯と表現しています。
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